「プロフェッショナル 仕事の流儀」という番組をご存知でしょうか。
毎回、様々な分野で活躍中のプロが、
自身の仕事への想いや情熱を示してくれるドキュメンタリー番組です。
プロの仕事ぶりというものは、本当に美しい。
見ていて自然と涙が流れることも。
中でも りんご農家 の木村秋則さんの話は、心を揺さぶられるものがありました。
木村さんは科学的に合成された農薬や肥料を一切使わず
今ではたくさんのりんごを実らすことができるただ一人の人。
でも、その道のりは容易なものではなく、
農薬を使わないという、過酷な環境に置かれたりんごは
8年もの間なかなか実らず、収入は激減し、木村さんは自殺まで考える。
いくら自分の信念があったとはいえ、家族の事も考えたら
木村さんの苦悩は相当なものではなかったのでしょうか。
http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/061207/index.html
だからこそ、導かれるようなタイミングで、
足元の豊かな土壌に目が向いたとも思えるのです。
木村さんは、本当に楽しそうに笑います。
苦労を感じさせない、穏やかな笑顔が素敵。
これが、強さなんだな、と思います。
木村さんは、りんごの木の1本1本に声を掛けて歩く。
そう、本当にそれなんだ、と思う。
私も工場の機械に「今日もありがとうね」「よく頑張ったね」と声をかけることがある。
他の人がいる時は、ヘンな人と思われるから
一人、最後に会社に残った時など、機械を拭きながら声を掛ける。
木村さんは「私は目が農薬であり、肥料なんです」という。
それは、いつもいつも、見守る事であり、少しの変化も見逃さないための
大切な行為なのかもしれない。
ちょっとした変化や、慣例化した行動などは
ついつい見逃しやすいけれど、
ほんの少しの変化をキャッチできれば、
大きな事故が防げるのかもしれない、そんな風に思います。
いつか木村さんのリンゴ園を見に行きたいな、と思っています。
その前に、10分で完売してしまうというりんごを食べてみたい。
そんな貴重なりんごなのに、
1個300円というお値段が木村さんを物語っていて。
私はそんな木村さんを尊敬しています。
